今出川
伝統が息づく同志社大学で歴史さんぽ
明治初期に設立された同志社英学校をルーツとする同志社大学。今出川キャンパス内には、国の重要文化財に指定されている建物など、歴史的建造物がたくさん。歴史あるキャンパスを見学しませんか。 写真は彰栄館(重要文化財)。アメリカン・ボードの寄付により D.C.グリーンが設計。明治17年(1884)に竣工した建物で、塔屋は鐘塔と時計塔を兼ねている。当初、時計は振子機械式で、アメリカのSeth Thomas ClockCo.が製作。
明治19年(1886)に、D.C.グリーンによる設計で竣工した、ゴシック建築のチャペル。プロテスタントのレンガ造チャペルとしては、日本に現存する最古の建物で、重要文化財に指定されている。
正門の整備が5月末に完成。文化財建築物との調和を保ちつつ現代的な機能を採り入れ、デジタルサイネージやベンチなどが設置された。同志社の創立者、新島襄の自筆文字が刻まれている良心碑の周りも整い、大きくひらけたイメージに。
明治20年(1887)に建設された当初は「書籍館(しょじゃくかん)」と呼ばれ、同志社最初の図書館として活躍。2代目図書館である啓明館の完成を機にその役目を終え、第8代同志社総長・海老名弾正により「有終館」と名付けられた。
寄付者であるB.W.クラーク夫婦の夭折した息子の名前に由来する館名。明治26年(1893)から使用、翌年に開館。昭和38年(1963)に新しい神学館が建築された後も、キリスト教主義教育の場として利用されている。
創立125周年を迎えた2000年から始まったクリスマス・イルミネーション。サンタスコートのヒマラヤスギが、約1万6000個もの電飾をまとい、ロマンチックな姿を見せてくれる。11月20日の17時15分から点灯式を開催する。(写真提供・同志社大学) 0075-251-3320(キリスト教文化センター〈今出川〉) 見学自由 11月20日~12月26日の17:00~22:00(初日の開始時間を除く)
どうししゃだいがく
同志社大学
075-251-3120
京都市上京区今出川通烏丸東入
地下鉄今出川駅からすぐ
公式HP : https://www.doshisha.ac.jp/