亀岡
船頭さんと行くスリル満点の船旅
慶長11年（1606）から伝わる、日本最古の川下り。亀岡から嵐山まで約16kmの保津川を、船頭のガイドで下る船旅で、子どもから大人まで一緒に楽しめる。コース内には、約10カ所の急流があり、水しぶきを上げる大迫力のポイントも！ 「ライオン岩」や「カエル岩」など、コース途中に現れる奇岩にも注目しつつ、雄大な自然を肌で感じよう。
平成29年（2017）には、操船技術が無形文化財に指定。巧みなトークも、乗船者を楽しませている。
保津川下りは約1200年前、丹波地方から京の都に材木を運んだ「いかだ流し」が始まり。保津川に流されたいかだは、長岡京や平安京の造営をはじめ、天龍寺や臨川寺、大坂城築城の用材を運び、目的地に到着するといかだそのものも材料として使われた。
江戸時代には京都・伏見・大阪などの都市建設の影響で舟運が大きく注目を浴びた。京都の豪商・角倉了以（すみのくらりょうい）は幕府の許可を得て慶長11年（1606）に保津川舟運水路を建設。これによって丹波産の農作物などが各地に運ばれるようになった。
明治時代に入ると、保津川の水運（いかだや荷舟）は鉄道やトラック輸送の発達により衰退。その中で保津峡の自然美に改めて注目が集まり、明治32年（1899）に観光船へと転換した。船頭の造船技術は発祥当時と変わらず、貴重な体験の場として現在に至っている。
ほづがわくだり
保津川下り
0771-22-5846
トロッコ亀岡駅から京阪京都交通バス保津川下り乗船場行きで20分、終点下車すぐ／または、JR 亀岡駅北口から徒歩6分
休み : 12月29日～1月4日、2・9月に安全点検日あり 料金：大人6000円、小人（幼児～小学生）4500円
