知る・見る・行く・体感する！
魅惑の桜島

鹿児島のシンボル・桜島は、錦江湾（鹿児島湾）のほぼ中央にそびえ、県内各地からその堂々としたたたずまいを眺めることができる。鹿児島市街地からは「桜島フェリー」を利用すれば約15分で桜島にアクセス可能。眺めて楽しむだけでなく、気軽な船旅と雄大な桜島を実際に体感してみよう！

まずは知る！
桜島ってどんなところ？

北岳・南岳から成る複合活火山で、高さ1117m（北岳）に及ぶ。かつては文字通り「島」だったが、1914（大正3）年の大噴火で流れた溶岩により海峡が埋めたてられ、桜島と大隅半島が陸続きとなった。桜島は現在も日常的に小規模の噴火を繰り返しているが、島内では約4000人の人々が暮らし、海を挟んでわずか4km先には人口約60万人の鹿児島市の街並みが広がっている。

大正大噴火の脅威を今に伝える「黒神埋没鳥居」。高さ3mあった鳥居が火山灰や軽石の影響で上部のみを残して埋没した

見て楽しむ！

どこから桜島を眺めるかによって、桜島の形が違って見える!?　眺める場所や時間によってそれぞれ異なる表情を見せてくれる。

魅惑の島、いざ体感‼

「桜島」溶岩なぎさ公園足湯

桜島を眺めながら、赤褐色の天然温泉を楽しめる全長約100mの足湯。利用無料。

桜島港から徒歩10分

有村溶岩展望所

大正の大噴火で流出した溶岩原の丘にあり、360度広がる眺めも圧巻。

桜島港から車で20分

湯之平展望所

桜島の迫力ある山肌を間近に見ることのできる人気の展望所。敷地内に7つのハートが隠されているので探してみたい。

桜島港から車で15分

叫びの肖像（赤水展望広場）

2004年の長渕剛オールナイトコンサートを記念して建てられたモニュメントを中心に、周辺は緑地広場として整備されている。

桜島港から車で7分

MINATO cafe

桜島のパワーを感じる!?カレーや、降灰をイメージしたソフトクリームなど、フォトジェニックなメニューに大注目！
[電話]099-293-2550
[営] 11:00～16:00
[休] 不定

桜島港桜島フェリーターミナル内

さくらじま白浜温泉センター

黄土色が特徴の温泉は、地下1000mから湧き出る源泉かけ流し。
[電話] 099-293-4126
[住] 鹿児島市桜島白浜町1269
[営] 10:00～21:00
[休]毎月10日（土日祝の場合は翌平日）
[料] 大人390円

桜島港から車で15分

道の駅「桜島」火の島めぐみ館

桜島の特産品が多数そろう物産館。レストランでは、地元食材を使った「おふくろの味」を楽しめる。
[電話] 099-245-2011
[営] 9:00～17:00（レストラン11:00～14:00OS）
[休] 毎月第3月曜（祝祭日の場合翌日）

桜島港から徒歩10分

桜島に行ってみよう！
鹿児島市からなら桜島フェリーがオススメ

鹿児島港と桜島港を約15分で結ぶ桜島フェリーは、年中無休・24時間運航。日中は20分間隔で運航しており、予約なしで乗船できる。自動車や自動二輪車の乗り入れも可能。

【桜島フェリーDATA】
●平日102便、土日祝112便運航（2023年7月現在）
●定期便旅客運賃／（片道） 大人200円、小児（小学生以下）100円　（大人1人につき未就学児1人無料）
自動車航送運賃（片道）／車長3m以上4m未満1400円、4ｍ以上5m未満1950円（運転手1人の旅客運賃を含む）。
定期便運賃は桜島港側で支払う。
時刻表は桜島フェリー公式サイトで確認を
【問い合わせ】鹿児島市船舶局
TEL 099-293-2525

桜島めぐりのヒント

❶車で桜島一周する！

島内は約1時間あれば一周可能。せっかくならのんびり桜島ドライブを楽しみたい。

【モデルコース例】
桜島港→（車で7分）→赤水展望広場→（車で15分）→湯之平展望所→（車で25分）→林芙美子文学碑→（車で3分）→有村海岸→（車で3分）→有村溶岩展望所→（車で16分）→黒神埋没鳥居→（車で10分）→さくらじま白浜温泉センター→（車で15分）→桜島港

❷「サクラジマアイランドビュー」で主な見どころを訪ねる

桜島港から乗車できる周遊観光バス。展望スポットなど主な見どころを循環する（30分間隔で運行、1周約55分）。1日乗車券は桜島観光案内所などで購入可（大人500円）