大阪観光コンシェルジュ_vol.10
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BUY SOUVENIRS IN OSAKA-TSU88 M87OSAKA MEMO暮らしに寄り添うタオル。あまりに身近すぎて、多くの人が何気なく使っているかもしれないが、このタオルが日本で初めて生まれたのは大阪南部の泉州。明治中頃、大阪で雑貨商を営んでいた新井末吉がドイツ製タオルを入手し、木綿織物業を営む里井圓治郎に研究を勧めたことがきっかけという。手ぬぐいが主流だった当時の日本で、タオルの吸水性と通気性に着目した里井は、家業を放棄して研究に没頭。明治20年(1887)、ついにタオル製織に成功し、日本初のタオルである「泉州タオル」が誕生した。織りあげた後に水洗いする「後晒(あとざらし)製法」を守る泉州タオルは、肌触りがやさしく、吸水性が高いのが特徴。たかがタオル、されどタオル。ふんわりやわらかな一枚は、毎日の暮らしに想像以上の幸せを与えてくれる。伝統の技が生きる逸品から、ハイセンスなファッションアイテム、 趣味の時間を充実させてくれるあれこれまで、バラエティ豊かな大阪土産。 贈り物にも自分用にも、幅広いニーズに応えてくれる。肌も心も包み込む やわらかな国産タオル 大阪

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