京都観光コンシェルジュ vol.21
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老若男女問わず好まれる温泉は、旅の一環として楽しみにしている人も多いはず。皆が心地よく過ごすために、マナーを守って快適な時間を過ごそう。家のお風呂もいいけれど、たまに入る広いお風呂は気持ちがいい。そんな銭湯でお風呂上りに飲むものといえば牛乳。銭湯と牛乳の切っても切れないルーツをご紹介。銭湯に牛乳が置かれるようになったのは、昭和30年頃からといわれている。当時、冷蔵庫は高級品。まだ多くの一般家庭には普及しておらず、牛乳を購入しても長く保存することができなかった。そこで乳業メーカーは牛乳の消費を伸ばすために、冷蔵庫が置かれていることの多かった銭湯に着目したのだ。当時の銭湯は多くの人が集まり「広告ツール」として抜群の宣伝効果があった。銭湯に行けば牛乳が飲める、と銭湯の集客もアップした。銭湯に牛乳を置くことは、乳業メーカーにも銭湯にもプラスの効果をもたらしたのだ。その名残が現代まで続き、今ではコーヒー牛乳やフルーツ牛乳などフレーバーも多種多様になった。そんな歴史に思いを馳せながら腰に手を当て、ぐいっと牛乳を飲み干してみては。「ぷは〜」と声を出せば気分はより爽快に!A Story about bath携帯電話の使用・撮影禁止!服はたたもうタオルを湯船に入れない身体を洗ってから入浴髪は結んで場所取り禁止使ったものは元の場所へ水分を拭いてから脱衣所へカメラ機能のある電子機器は使用しないように。脱衣かごや脱衣棚からはみ出さないように整理しよう。身体の汚れを残したままの入浴はお湯が汚れてしまうのでNG。タオルはもちろん、水着などを着用しての入浴も厳禁。湯船に髪の毛が浸かったり落ちたりすると不衛生になるので気を付けて。私物の放置や場所のキープはNG。譲り合って利用しよう。使用した桶や椅子は綺麗に洗ってから片付けよう。濡れたまま戻ると足元が濡れて滑りやすくなるので注意。風呂上がりの一杯! なぜ銭湯には牛乳が置かれている?#01■■■■■■■入浴前入浴中入浴後入浴マナーコラム

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