京都観光コンシェルジュ vol.21
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☎■■■■M■■作品が最も美しく見えるよう光と色が計算し尽された展示室。細部までこだわりぬかれた美にうっとり。 ■2世紀後半の作品と伝わる仏立像パキスタン・ガンダーラ。こちらを展示するために設計したという贅沢な空間で見学できる。 ■(下)猛禽装飾杯と牡牛装飾脚杯、(上)精霊と従者浮彫アッシリアのレリーフ。秋季特別展「近江の名所」「Famous Sights of mi」近江八景図 池大雅筆 江戸時代 個人蔵特別陳列「永遠の北朝−董黯から燃灯佛へ孝子伝図の世界」「The Eternal Northern Dynasties ‒ From Dong An to Dipankara Buddha Images of Filial Piety」孝子伝図滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300帝産バス停MIHO MUSEUMからすぐ1,300円10:00〜17:00(最終受付16:00)月曜(祝日の場合は翌日)※公式HPにて要確認■■■■■■ガラスの屋根から降り注ぐ光と優しいベージュ色のライムストーンの壁面に包み込まれ、彼方まで山々が連なる空間が広がるエントランスホール。平成9年(1997)11月、滋賀県信楽の自然豊かな山間に開館した美術館。「桃源郷」をテーマに、パリ・ルーヴル美術館のガラスのピラミッドなどを手掛けたI.M.ペイによって設計。しだれ桜の並木道に導かれ、トンネルと吊り橋を越えて美術館に至るアプローチが特徴だ。「美術を通して、世の中を美しく、平和に、楽しいものに」との想いからはじまったコレクションは約3,000件からなり、多彩な日本美術から世界の古代美術まで幅広い。そのうち常時約250件を公開。東西文明の作品と、大自然とスカイライトに溢れる開放的な空間を楽しもう。春はしだれ桜、秋は紅葉など四季を楽しめる写真撮影必至の大人気スポット。写真は、新緑が楽しめる5〜6月頃。近江には万葉集以来、歌に詠われた多くの名所が点在。近江八景成立以前の名所絵をはじめ、江戸時代を中心に近江八景を表した絵画、工芸など約100件を展示する。信楽/Shigaraki一歩足を踏み入れると、光と自然と建築が織りなす美に圧倒される。時間を忘れて見惚れたい。北方遊牧系の人々が漢人の王朝を華南に押しやり、華北にひらいた王朝・北朝。漢化政策の推進により北朝の社会基盤となった漢人伝統の孝悌を尊ぶ文化を展示を通して今に伝える。貴重なアートと建築美を心ゆくまで堪能IHO MUSEUM

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