京都観光コンシェルジュ vol.18
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ST-BUY SOUVENIRS IN KYOT9 MUO2135KYOTO MEMO6月の京都といえば、盆地ゆえの蒸し暑さが厳しい季節だが、京都人の心はカラッと晴れている。理由は、水■■■■無月が楽しめる季節だからだ。この場合の水無月は、旧暦の6月を指す和■■■■■■■風月名ではなく、ういろうの上に小豆を乗せ、三角形に切り分けた郷土菓子のこと。6月30日に、半年間の罪■■■■穢れを祓い清め、残りの半年の息災を願う「夏■■■■■■■越の祓」が行われる。その時に無病息災を祈願して食べられる和菓子だ。発祥は平安時代。宮中の人々は氷を口にして暑気払いをしていたが、冷凍庫のない当時、氷は高級品であったため、庶民が口にする機会はなかったそう。そこで、氷の形を模した水無月を食べるようになったのだとか。長い歴史を持ち、現在も深く愛される逸品。6月になるとあちこちの和菓子店で発売されるので、観光の合間にぜひゲットしてみて。京都人お墨付きの和菓子から、和雑貨、京コスメまで、バラエティ豊かな京都のお土産。細やかな技が生きた逸品は、自分用にも大切な人への贈り物にも、重宝すること間違いなし。京都の6月を彩る夏越に欠かせない銘菓京都29

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